対象年齢18才以上のガスガン/クラウン・コルトパイソンって結構いいぞ!
ガスガンを買うのは久しぶりだ。2016年のクリスマスにハイキャパゴールドマッチを買って以来なので3年ぶりになる。
今回購入したのは株式会社クランモデルが販売する、台湾製のコルトパイソン.357マグナム 6インチモデルのガスハンドガンだ。
ガスガンのコルトパイソンが欲しくなったら選択肢はタナカワークスの高級品か、クラウンのお手頃品のどっちか。東京マルイはもう製造してないし、楽天やアマゾンでは見つけられなかった。
どうしてクラウンのパイソンを買ったかは記事の最後に書くので、興味がある方は読んでほしい。
クラウンモデルのメーカwebsite
http://www.crown-model.co.jp/gusgun.html
フォトレビュー
他のホビー商品なら当たり前かもしれませんが、東京マルイ信者の私には中身が見える外箱って斬新な感じがします。
銃本体はABS樹脂、薬莢は真鍮製と外箱に記載されています。
木グリのエアガン買うと、やっぱりそのクオリティが気になりますよね。ところで60~70mの最大飛距離って追い風参考記録でしょうか?
ぱっと見ではなかなかの仕上がりに見えます。もちろんオール樹脂で木グリもプラスチックですが、「なんじゃこりゃ?」って感じではありません。価格の割に頑張っていると思います。
- 重量は軽いです。グリップ部分が重くてバレル側は軽く感じます。
- ABS樹脂製なので、シリンダーをスイングアウトしたときや、ダブルアクション時の各部の動きとその剛性感は値段なりでしょうか。タナカ製M442のような満足感は感じられないかもしれません。
- ダブルアクション・シングルアクションともトリガープルは重めです。
リアルカートリッジを一発一発込めるのは楽しいですが、弾は6発しか撃てないので、リロード時はカートリッジを抜かずそのままBB弾を挿入しています。
ご存じかもしれませんが、対抗馬のタナカワークスはペガサスシステムと言う画期的なガスとBB弾の装填方法なので、リアルカートリッジではありません。
この点がパイソンを購入する際の大きな比較ポイントになりますね。
指でハンマーをコックするぶんには重いとか軽いとかなく、極々ふつうな感じです。ちなみにガスが入っていない状態ではハーフコックにならないですね。
また、ハーフコック状態に戻すことは可能ですが、写真の状態からハンマーを前方に押すとガスを放出するので、これをデコッキングだと思っていると大変危険です。コックしたけど、弾を撃ちたくない場合はシリンダーをスイングアウトして、マズルを安全な方向にむけ、トリガーを引いてしまいましょう。
マニュアルには使用後のガス抜きの方法としてこの様な動作が書かれています。ちゃんとマニュアルを読みましょう。
ハンマーとトリガーは金属製のようです。マグネットはつかないのでアルミダイキャストかもしれません。エジェクターロッドはマグネットがつくので鉄製と思われます。欲を言えばラッチもよく触る部分なので金属製がよかったと思います。
ガスタンクの容量は少なそうです。3秒ほどで吹き返します。
バレル両側の刻印はエッジが立ってとても綺麗なものです。バレル右側にはクラウンの刻印が入っています。ここはコルトにしてほしかったな。メーカ名とASGKの刻印は目立たないグリップ底部などに小さく表示すればよかったのではないかと思います。
この個体の残念ポイントはこのバレル下部のパーティングラインです。仕上げが荒いです。
ヨークのフレーム側の仕上げもいまいちです。主要パーツがABS樹脂製のわりには結構よい仕上げなので、下側のこの2か所についてはもったいないですね。
マズル先端にはライフリングのモールドがあり、インナーバレルはマズル先端から10mmほど内側まであります。この銃はシリンダー内にも短いバレルがあバレル内のインナーバレルと2分割になっているような構造をしています。
前後インナーバレルは可動式です。矢印で示した前後のインナーバレルが発射時に動き、バレル同士が密着することでガス漏れを防いでいます。
すごい。
今回購入したコルトパイソン.357マグナムは 6インチモデルです。かの有名なスイーパー、冴羽 獠の愛銃はコルトパイソン.357マグナムは 4インチモデル。クラウンでも4、6、8インチとモデルアップしています。
まあ、日本で「コルトパイソン.357マグナム」=「シティーハンター冴羽 獠」といっても過言ではないでしょう。
ちなみにアウターバレル長は実測で154mmでした。
前方インナーバレルはアウターバレルのー10mmなので、144mm程度
シリンダー内の後方インナーバレルは実測で34mm程度
ということで、インナーバレルとしては178mm程度と思われます。
リアサイトは上下・左右の調整が可能です。箱出し状態で5m先の的に撃つと40mmほど下側に弾着しました。フロントサイトの赤いパーツはサイティングしやすくて好きです。
コルト風の刻印とメダリオンです。刻印の雰囲気はよいと思いますが、メダリオンの色はいまいちです。金属パーツ希望。
リアルカートリッジというか、ライブカートリッジというか微妙ですが、真鍮製なので作りはよいです。ウィキペディアによると.357マグナム弾の薬莢長は33mmなので短いです。また首径やリム径も若干ことなるようですが、トイガンとしての発射性能にかかわる重要な部分なので、不満はありません。
所有するほかのリボルバーはタナカワークスのM442センチニアルだけなので、一応サイズの比較写真を載せておきます。
M442はHW樹脂で金属パーツも多いので、小さい割には重量感があります。
クラウンコルトパイソン.357マグナム 6インチ = 580g
タナカワークスS&W M442センチニアル = 450g
実射テスト
弾速
箱出し状態でこの弾速ですからなかなかの良いのではないでしょうか。最大飛距離60~70m飛ばすにはやはり追い風が必要そうです。
ターゲットシューティング
条件は以下の通りです。
- 室内 5m 24℃
- BB弾 激安バイオBB弾 BATON AKRIBIS BIO BBs 0.25g
- ガス ライラクス HIGH BULLET GAS
- ガス注入口温度 25℃
直前に6発練習したあと全弾シングルアクション、委託して射撃した結果です。
右上に飛んだ1発は私のミスですね。トリガープルが重めの割にはよい集弾なのではないでしょうか。狙点は中央10点圏の十字です。
比較としてタナカワークスのM442センチニアルも同条件で撃ってみました。ガスタンクの温度は25℃で狙点は7点と6点の間に書いた×マーク、練習なしです。
下側3発は1~3発目の弾着です。M442はダブルアクションオンリーなので引き切りが難しく、狙点は変えずに引き切りでぶれないように注意した結果、M442のインナーバレルって40mmしかないのに後半3発はすごいグルーピングになりました。
飛距離については現在外出自粛中なので、後日確認したいと思います。
総評
パイソンに限らず、リボルバーの購入を検討する場合の重要なファクタとして
- 価格
- 実射性能
- 仕上がりのリアルさ
- リアル(ライブ)カートリッジかどうか
- メーカ
などで比較すると思います。
今回コルトパイソン.357マグナムのガスガンとの縛りだったので、タナカワークスかクラウンモデルの2択となりました。
クラウンの商品ページ
http://www.crown-model.co.jp/gusgun.html
タナカワークスの商品ページ
www.tanaka-works.com
そしてクラウンを選んだ理由は
- タナカはM442を持っている
- クラウンは安い
が主な理由です。タナカとクラウンの大きな違いは価格と弾丸のは発射方式です。価格についてはタナカのほうが金属やHW樹脂を多用しており、仕上げも丁寧なのでその価格差は理解できる範囲です。またタナカのペガサスシステムはリボルバーでありながら装弾数がM442の場合でも10発、パイソンの場合は12発となるなどトイガンとして魅力があります。
一方クラウンはライブカートリッジ方式なので装弾数は6発と実銃同様となりますが、弾を込める動作はやはりトイガンとして別の魅力があります。価格は楽天市場で検索すると送料込みでもタナカのパイソンの1/3くらいで買えます。
なので言葉でいうと、「M442を持ってるから、ライブカートリッジのクラウンを買ってみた。だって安いし。」となります。
また、「タナカを買うならS&W M629 PC Target Hunter ver.3(ガスガン)が欲しい」という全く違う次元の理由により決定しました。これ↓
www.tanaka-works.com
クランモデルのコルトパイソン.357マグナム 6インチモデルについては、手ごろな価格でリボルバーガスガンが欲しい方にはおすすめです。
リアル感を心配されている方は、このブログにアップした写真が手助けになることができるとうれしいかな。