電源入れて少し動かしたら異音がでてびっくりした件を解説します。
ELEGOO MARS 光造形式3Dプリンタの話です。2020年5月にAMAZONで購入したのですが、いきなり異音と強い振動がでて初期不良品だと思ったのですが、返品することなく今は快調に印刷してくれています。
いろいろ記事を書く前に言っておきます。
3万円以下で購入できる光造形式3Dプリンタの実力は想像を超えていました。
メーカサイト
いきなりトラブル
これからレビュー的な記事を書くのですが、まずはじめにトラブルとその解決方法から紹介します。もし、私と同じように開封直後のマニュアル操作や印刷中に強いビィィィィィッ!という異音と振動を感じたら、すぐに印刷を中止したほうが良いです。
私はその状態から以下の方法で不具合を直せたので、参考として紹介します。
私の解決方法
Z軸のスクリュージャッキ(ねじの溝)に塗布されている固い油脂をパーツクリーナーとブラシできれいに取り除き、高性能グリースを塗布しなおす。
マニュアル操作でプラットフォームを上下に動かし、スクリュージャッキに固い油脂が残らないように掃除するのがポイントです。
なので、最初に掃除できる範囲をパーツクリーナーできれいにしたらグリスを塗り、プラットフォームを移動して、でできた未掃除部分もきれいに清掃、グリースを塗布して完了です。
グリースはシリコングリスではなく、タミヤのセラグリスが良いと思います。スクリュージャッキなので、極圧性能の高いグリスがよいと思います。
これだけで、きちんと異音もなく印刷できるようになりました。
原因と詳細
Z軸のねじ溝に見える黒くつやつやした油脂が固すぎるのが原因です。油脂の抵抗でモータが空転し、異音と振動がでるばかりか、プラットフォームが動かなくなるので、印刷もできません。
周辺を汚さないように注意しながら、パーツクリーナーとブラシで少しずつ固い油脂を除去しました。
私のブログはサバゲ、エアソフトガン系なので、セラグリスを持っているかたも多いかもしれません。ボロンナノロイド微粒子配合と書かれているので、低速ギア系でも高い潤滑性能と摩擦抵抗を下げる効果があると思います。(思うだけです)
モリブデングリースでもよいと思いますが、あっちは黒色なのでグリスの汚れがわかりにくいのが難点です。
写真は印刷回数が約10回、総稼働時間が30時間くらいたった時のセラグリスの状況です。
真っ黒です!(笑い)
推測ですが、セラグリスが酸化して黒くなったのではなく、スクリュージャッキかプラットフォーム側のメスねじの仕上げが良くなく、金属粉が出ているのかもしれませんね。あくまでも推測ですが。
もしそうだとすると、昔の車でいうならし運転で金属と金属の当たりが出始めているのかもしれません。とりあえず、前回同様パーツクリーナーできれいに掃除したあと、セラグリスを再塗布しておきました。これについてはしばらく様子をみたいと思います。
ただし、印刷はいたって快調なので3Dプリンタがある生活を楽しんでいます。
印刷物
最初に印刷したのは東京マルイのマイクロプロサイトをゴールドマッチに装着するためのマウントです。
お次はガバ系のバレルブッシングを利用したコンペンセータ。実銃ではこのようなカスタムパーツがあるみたいです。ネットでみてまねしてみました。
私の手はゴルフ用グローブで26cmとかなり大きいのですが、ナイトウォーリアのマガジンキャッチは握りなおさないと押せません。ハイキャパは握りなおさなくても押せます。なので、エクステンションを作ってみました。
純正ボタンにかぶせるだけで、両面テープで貼り付けていますが、ホビー用途ならこれでも十分な強度です。
ロングインナーバレルを隠すためにサイレンサをつけたくなったので、我が家にあるハンドガンで一番リコイルが強いXDMでアウターバレルのテストをしてみました。
もう出オチ状態ですが、装着できたものの、強度不足で割れました。光造形式も結局は積層で形状を作っていくので、積層方向の強度は少々弱めなのかもしれません。
また、二次硬化の方法しだいで靭性(ねばり)が変わるような記事をみたので、もう少しチャレンジしたいのですが、1回の印刷に7時間以上かかるのが難点ですね。
それにしても2枚目の写真がかっこよすぎる!!(自画自賛ですみません)
CA870に集光アクリルつきのフロントサイトを作りました。まだ集光アクリルが手に入っていませんけど。
ELEGOO MARSに限ったことか、それとも光造形式全般に言えるかはわかりませんが、綺麗な円形を印刷するのは難しいです。わかりにくいかもしれませんが、3枚目の写真をよく見ると右半分と左半分で形状がことなっています。モデルは当然左右対称なので、印刷時にモデルを傾ける方向が影響しているようです。
ただし、強度はばっちり、両面テープを使わなくてもしっかりはめ込みだけで固定できます。
THRUNITE TN12(2016)用スイッチバックの試作1号です。
そしてこれが試作2号
試作1号機はスイッチをうまくおすことができませんでした。
試作2号機はスイッチ操作できるようになったのですが、形をもうちょっよタクティカルな感じ?にしたのでもう少し改良しようかと思っています。
本物はリンクを見てください。
次の記事では、ELEGOO MARSの使用感や、モデリング、スライスソフトの話をしたいと思います。