エンジニアの暇つぶし

プラント系エンジニアによる情報発信です。

オススメ低価格イヤホンとそのステップアップ機

低下価格帯イヤホンの定番と中華多ドラを比較

 EarPods, Final E500/E1000C, KZ ZSTX/AS16 をiPhoneDACで聴き比べ!

KZ ZSTXイヤホン

まとめから。。。

低価格帯ならKZのZSTXがオススメ。

 ZSTXが気に入ったら人はAS16を試してみるのもあり。今はAS16Proが出ていますが、低音強化版との話もあり、ワタシは試していませんが、Pro版発売のおかげか、AS16の価格が下がっているので、更にお値打ちかと思います。

   

 

レビュー方法

 すべて聴き比べ時の第一印象で書いています。

 スペックの違いによる特性や難しいリスニング用語は素人なのでなるべく使わないようにしています。

 音源はアマゾンミュージックでULTRA HD(24-bit/ 96kHz)で聞ける

  All I've ever wanted /マライヤ・キャリー

  アマゾンミュージックは邦題の「この想い、とどいて」

 を使用しました。

 古い曲ですが、ワタシがイヤホンを買うようになってから試聴はいつもこの曲にしています。

 

 イントロからイントロ終わりのドラム音までがイヤホンの試聴にピッタリだと思っており、昔はよくヨドバシのイヤホン売り場でこの曲を聞きながら実機試聴をやってました。

 この曲のイントロでポイントにしている点は

  1. イントロ始まりのピアノの音とその打鍵音※1
  2. ボーカルのビブラートと吐息感のきらびやかさ
  3. トライアングル(高音の打楽器)の解像度※2とキレと余韻
  4. イントロ終わりの左側から聞こえるドラムのキレとアタック感
  5. イントロ全体の艶(ツヤ)感やキラキラ感

※1 音が良いとか悪いとかではなく、性能として打鍵音が聞こえるものと聞こえないものがある。

※2トライアングルを叩くと、音(振動)が何十にも響くような余韻を伴いつつ消えていく感じがします。キレは鋭く(刺さるとは違う)正確に音が立ち上がる感じ。スパーンて聞こえてくるかどうか。

 

 また曲の再生にはiPhone 12 Pro MaxとFiio K3ES(DAC)を使用しました。

 アマゾンミュージックの原曲は24-bit / 96kHz

 iPhone 12 Pro Maxは最高でも24-bit/48kHzなので、Fiio K3ES(DAC)で24-bit / 96kHzをアンバランス接続で、またKZ AS16のみ2.5mmバランス接続でも試聴しています。

 以下はすべて素人(普通の人)の個人の感想です。

Earpods

iPhone 12 Pro Max

ピアノの伸びはイマイチ、控えめ

ボーカルはきれいで妙に伸びやか

トライアングルのチーンの音にきらめき感がない。

ドラムの低音の迫力は抑えめ

Fiio K3ES(3.5mmアンバランス)

ボーカルはきれいで伸びやか?

低音のキレがでた?くらい

全体的な印象はあまり変わらない。

 

装着感

ワタシの耳には合わないようで、ポロっと外れるか、少しずつ耳からずれていく

インイヤー型なので、窮屈な感じがしないので装着感自体はいい。

 

コスパ

値段なり。高音質を求めてあえて買う商品ではないと思う。

Final E500

iPhone 12 Pro Max

同じ音量で聞くならEarPodsyよりボリュームを上げる必要あり。

全体的な印象はEarPodsより明らかに良いとは感じないが、EarPodsよりは好み。

ピアノの音は軽い。

Fiio K3ES(3.5mmアンバランス)

ピアノの打鍵音が聞こえるが、ピアノの音自体は普通。

ボーカルのビブラートに空気のゆらぎを少し感じ、ほんのり包み込まれるようなボーカル。

トライアングルのチーンの音はEarPodsに比べると若干の響きを感じる。

ドラムの豊かな響き、迫力がある。

とはいえ、低音は迫力あるいい音だけど軽めかも。

 

 一曲聞いちゃうほどいい感じで、逆にiphoneでは一曲きき切ろうとは思わなかった。

中高音は派手過ぎず、低音は迫力あり過ぎず、バランスいいと思う。

 

装着感

 カナル型なので、抜け落ちる心配はなさそう。

 ケーブルのタッチノイズがきになる。動きながら使うのはきついかも。

 実は在宅勤務時のwebミーティングではリスニング用にE500を使ってます。日によっては4時間以上使用する日もありますが、Finalの純正イヤーチップは圧迫感が少なく、それでいて遮音性も結構よいので重宝しています。あとで出てくるKZ AS16にもFinalの純正イヤーチップを使ってます。

コスパ

Amazon の各セールでは大抵安くなってます。

コスパは良いです。

Final E1000C(マイク付き)

E500よりボリュームは高め

iPhone 12 Pro Max、Fiio K3SE(アンバランス)ともにいい音だけど、E500との違いは素人のワタシにはわかりません。

強いて言うなら、ボーカルの力強さが表現されているような感じかも。

なのでマイク付きが欲しい人以外はE500でいいんじゃないかな。

KZ ZSTX(Final E500 のイヤーチップで試聴)

iPhone 12 Pro Max

ピアノの打鍵音が聞こえる。

包み込まれる感じのボーカル

E500/E1000CのFiio K3SE(DAC)で聞いたときのような音がするが、ほんの少しライトな感じがする。

いい感じだったので一曲きいちゃった。

 

Fiio K3ES(3.5mmアンバランス)

 iPhone 12 Pro Maxの感想から全体的にさらに艶っぽくて、キラキラした感じになる。

が、ZSTXならDACで聞かなくてもiPhoneで十分な気がする。

 他に感じることはドラムなどの打楽器のキレがよく、ベース音が心地よく、ボーカルをしっかり下支えしてるような気がする。

 なんか音の立ち上がりとかアタック(音圧)がいい感じなんだよね。

装着感

 耳掛け式で本体は大きめですが、重さは気にならないです。

 耳掛けもなれるとこっちのほうが使いやすいし、コードのタッチのノイズも伝わりにくい気がします。

 しっかり押し込んで本体を耳全体に密着させないと低音がかなり弱くなってしまいます。

 イヤーチップはFinal純正がオススメ。(個人的な嗜好かも)

コスパ

低価格帯のZSTXで文句ある人いる?って感じ

KZ AS16

KZ AS16
iPhone 12 Pro Max

ピアノの音の深み。しっかりとした重厚感を感じる

ボーカルの艶感がZSTXより高い印象

トライアングルのチーンの音はキラキラ感が強い

ずっしり重い低音ではないが、立ち上がりよさ、程よいアタック感もありZSTXより良い

 

 ただし、全体的な第一印象としてはよくわからないけど、あんまり好きじゃないなって思った。

 多分これまでのイヤホンはボーカル中心のチューニングような気がしたが、このAS16は全体的に音の解像度が高く、レビュー目的で違いを聞き取ろうとすると、情報量が一気に増えたので疲れてしまうのかもしれない。

 

 何も考えないで聞くと、艶っぽいしっとりしたいい音だな~って感じがします。

 

 低音はさほど強調されていなく、よく言うドンシャリって言葉で表現すると、品の良いシャリ感はあるけど、地鳴りのようは下品な低音はありません。

 中高音を支える解像度の高いベース音が気持ちいいです。

 

Fiio K3ES(3.5mmアンバランス)

iPhone 12 Pro Maxよりさらに重厚感がまし、一つ一つの音の分離感が高い印象。

AS16付属の3.5mmケーブル

 

Fiio K3ES(2.5mmバランス)

2.5mmバランスのAS16

吐息が。。。耳元で歌ってるのって感じに聞こえる。

正確な表現ではないけど、ASMR的な印象を感じる。

 そもそもこの音を知ってるから、アンバランス接続のAS16の音があまり気に入らなかったのかも。もしくはポラシーボかも。

 

 ワタシはさほど高いイヤホンを持っていませんけど、KZ AS16の音が好きです。

 どちらかと言うと、多楽器で音の重なりが多い曲が好きだからなのかもしれません。

 

装着感

 ノズルがかなり耳の奥まで刺さってくる印象なので、最初は慣れないかもしれないです。ZSTXと同じく耳掛け式でリケーブルもできます。

 

 本体は大きく重量級なので、耳全体にしっかり密着するようにクリクリ左右に回しながら座りの良い位置に装着することが良い音を聞くポイントになります。

 

oni-gunso2.hatenablog.jp

oni-gunso2.hatenablog.jp

kz-audio.com