S&T P90 モータ交換とサイクルの変化
S&T製P90は1万円台前半で購入できる安価な電動ガンですが、作りはしっかりしていてカスタムベースとしてはかなり優秀です。
S&T P90のメカボックスです。本物は見たことありませんが、東京マルイ製P90のパーツやライラクスなどから発売されているVer. 6メカボ用カスアムパーツが使用できます。(Ver. 6はP90とトンプソン用です)
ハイサイクル化を目指す方にとって、金属軸受が最初から使用されているのはありがたいのですが、接着剤は使用されているものの効果はゼロ。さらに軸受とメカボの嵌合(かんごう)部はゆるゆるです。
また、いわゆる箱出し無調整の状態でサバゲーで使う場合は、いくつか不満な点が出てきます。
1.初速がもう少しほしい
初速があがると飛距離が伸びるだけでなく、サバゲーでは敵にBB弾を避けられにくくなります。
私は0.25gのバイオ弾をサバゲーで使用していますので、弾速がさらに遅くなります。
サバゲー経験者の方ならおわかりかと思いますが、弾が飛んできても距離があれば結構簡単に避けられるですよね。
2.ホップ調整が難しい
S&T P90は同軸タイプのホップチャンバーを採用しているのですが、このホップ調整ダイヤルがゆるゆる過ぎてさだまりません。
ホップレバーにスプリングでテンションをかけているものだと良いのですが、S&T P90はOリングとグリスの摩擦抵抗でホップダイヤルにテンションをかけています。このOリングの寸法がイマイチなのか、へたっているのか、それらも含めて個体差なのか不明です。
この問題、ホームセンターの水道用品売場で売っているOリングに交換して改善しました。
3.サイクルをもう少し速くしたい
今回のテーマであるサイクルアップです。後で弾速計の写真が出てきますが、サイクルはかなり控えめです。私の場合、サバゲーでは指切りバーストで3〜4発撃つのを多用します。S&T P90のようにサイクルが遅いと自分がバリケードから露出している時間も長くなりがちなので、ヒットされる確率があがってしまします。
お座敷シューターを卒業してサバゲーマンになった私としては、サバゲーでの使いやすさがなにより重要なので、サイクルは最低でも15発/秒はほしいところ。
前置きが長くなってしまいましが、ハイサイクル化計画【前編】では東京マルイ製EG1000 ハイトルクモーターに交換してどれくらいサイクルアップするのかを検証します。【後編】ではSHS製13:1ハイスピードギアで追加してさらなるハイサイクル化を目指します。使用するバッテリーは7.4Vリポを基本としますが、11.1Vもテストする予定です
東京マルイ製 EG1000ハイトルクモータとメカボ
私の所有エアガンG&G製ARP9に組み込んでいたEG1000を流用します。ARP9にはSPARK製ハイトルクモーターINAZUMAを組み込んだので、別のブログで紹介します。
上:S&T純正モータ(軸についているスプリングは再使用します)
下:ARP9で6000発くらい撃ったEG1000
P90のモータはロングタイプです。間違ってショートを買わないように注意してください!
S&T P90箱出しの初速とサイクル
S&T P90の箱出しです。リポバッテリーは満充電ではなくいつも保管電圧である3.85V/セルx 2 = 7.7Vですが、サイクルは11.8発/秒と「マルイのPS90ハイサイクルの半分しかないじゃん!」ってもんです。
S&T P90 純正ギアと東京マルイEG1000の初速とサイクル
さすがEG1000ですよね。モータ交換するだけで15.8発/秒ですよ。海外製電動ガンでサイクル超遅いな〜って感じたら、EG1000に交換することをおすすめします。サバゲーでも「サイクル遅くて自分だけヒット」いわゆる撃ち負け状態から「お互いヒット(道連れ)」くらいになります。
中編へ続く。。。