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写真でわかる!P90のFET化の方法【後編】

S&T P90にACETECH MosFET Plusを取り付ける【後編】

  S&T P90のFET化後編です。

 前編に引き続きACETECH MosFET Plusへコードを取り付けメカボへのセットを行います。

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S&T P90

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Ver. 6メカボックス

 

 

MosFETへ信号線とモータ側コードを取り付け


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 エーモンダブルコードを適当な長さに切断してその片側をACETECH MosFET PlusのD1とD2と書かれてる端子(穴)にセットしハンダ付けします。

 ドライ接点なのでプラスマイナスは関係ないのですが、ダブルコードの白線が入っている方をD2側へセットしました。


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 私は芯線が露出している範囲を写真のような感じになるよう、長めに被覆をむいています。こうしないと、基盤の両面にハンダ付けできないので。しかし、繰り返すようですが、無いが正解かはわかりません。


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 裏側のハンダ付けの様子。

 残念ながらヘタですね。飛び出ている芯線は後でニッパで切り落としました。


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 基盤のM+とMマイナスにEGエレメントコードNEOをハンダ付けします。

 このタイミングで付属の透明熱収縮チューブをセットします。

 

メカボックスへの取り付け

 

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 いきなり完成状態ですがあとは簡単です。

 全体的な位置決めをしたあと、信号線(ダブルコード)を写真のようにスイッチへハンダ付けします。その後、電源コードをモータへ取り付けるのですが、私は丸型圧着端子を使ってビス止めしています。

 このときコードのプラスとマイナスを間違えると逆転防止ラッチに阻まれヒューズがいきなり飛ぶはめになるので、できればテスタなどをつかてチェック、ダブルチェクくらいすると良いと思います。

 

組み立て


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FET化したメカボックスをP90本体にセットすると、こんな感じにMosFETが収まります。


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 メカボックスを固定する後部カバーを取り付けると、写真のようにMosFETは見えなくなります。これもP90の良いところの一つで、メカボとボディの間に結構なゆとりがあるんですよね。例えばG36Cカスタムの場合は、バッテリーを小型化して空いたバッテリー収納スペースにFETをねじ込む必要がありました。そう考えるとP90はFET化しやすい機種といえます。

 

試射


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 11.1Vリポバッテリーで試射してみます。

 このP90はSHS製13:1ハイスピードギアと東京マルイ製EG1000モータをすでに組み込んでいます。

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 11.1V 1200mAhのリポバッテリーをセットするとこんな感じです。

 線の取り回しは写真の見た目よりだいぶ余裕があります。


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 FET化する前は29.3発/秒だったので微増していますが、それがFETの効果かどうかはわかりません。

 

まとめ

 FET化することでサイクルがあがる可能性はあると思いますが、劇的な変化ではないので、それだけを目的にカスタムするとコスパ悪いかもしれません。あくまでも物理的、機械的な電源の入り切りを電子回路化することで、スイッチ(トリガー)の寿命を延ばしたり、モータのトラブルを回避する予防的カスタムだと思います。

 

 

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